読書録゛ ‐ どくしょログ

触れた、読んだ、書いた

Entries from 2015-01-01 to 1 year

書評: American Sniper

映画にもなった作品で、原作を読んでおこうと思い購入した。著者は米軍の伝説的狙撃手であったが、2013年に殺害されこの世を去っている。 American Sniper [Movie Tie-in Edition]: The Autobiography of the Most Lethal Sniper in U.S. Military History …

書評: バカの壁

「人は自分が見たいと思う現実しか見えない」と言ったのはカエサルだが、この「バカの壁」はそれを現代の諸問題と照らし合わせながら詳述したものに近い。 バカの壁 (新潮新書) 作者: 養老孟司 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2003/04/10 メディア: 新書 …

書評: 恋愛小説 (3タイトル)

ここのところカタイ本が続いたので、少し息が抜ける恋愛モノの小説をいくつか読んでみた。 1ポンドの悲しみ 作者: 石田衣良 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2004/03/06 メディア: 単行本 クリック: 26回 この商品を含むブログ (63件) を見る 石田衣良氏の…

書評: 造物主(ライフメーカー)の選択

前作の「造物主の掟」と比べて格段に面白くなっていると思う。500ページ近い小説だが、話の展開にグイグイ引きこまれていく。 造物主(ライフメーカー)の選択 (創元SF文庫) 作者: ジェイムズ・P ホーガン,James P. Hogan,小隅黎 出版社/メーカー: 東京創元社 …

書評: 最貧困女子

以下の記事を読み、どうしても読みたくなった本である。読む本のバックログがたくさん溜まっているが、これを優先して読まずにはいられなかった。読んだ結果、かなり重く心にこたえ、数日考えこんでしまうほどのものであったが・・。 風俗嬢にもなれない「最…

書評: すばらしい新世界

過去に一度読んだことがあるが、再度読み返してみた。当時はSF小説としてよくできているぐらいの感想しか持たなかったが、今はより実感を持って読むことができる。 すばらしい新世界 (講談社文庫) 作者: ハックスリー,Aldous Huxley,松村達雄 出版社/メーカ…